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2016年5月25日水曜日

シルバープリンセス 八戸出港

「ブルードルフィン」→「えさん2000」と青森-函館を一晩で往復してしまいましたが
この後さらに八戸へ移動してもう一度北海道へ行きますよー


ちなみに「えさん2000」は青森港に深夜3時台に到着するので
フェリーターミナルから青森駅までは歩いていきました。
かなりゆっくり歩いたのに青森駅には4時半くらいについてしまって・・・
青森駅の駅舎オープン時間はかなり遅めなので、寒くてけっこう辛かったです。
出改札口はともかく、入り口は5時ちょうどくらいから開けてくれよなー


青森からは青い森鉄道で八戸駅へ、八戸からはJR八戸線で本八戸駅まで行きます。
本八戸までの連絡きっぷを買おうと思ったら券売機では買えないようになっていて・・・
窓口へ行くと今日は土曜日だからフリー切符のほうがおススメとのことで、「青い森ホリデーきっぷ」を購入しました。(でもJRの運賃は車内か本八戸駅で清算しないといけない)


朝一本目の快速も平日はそれなりに混雑しますが、この日は土曜日でガラガラ。
新車の青い森703系だったので、車内はクロスシートでゆったりすごせました。



本八戸駅からはシルバーフェリーシャトルバスでフェリーターミナルへとやってきました。
バスは到着すると折り返しで本八戸駅方面(中心街ターミナル)行きとなりますが
乗り切れないくらいの長蛇の列ができていました。

入港したばかりの「シルバークィーン」からの下船客ですが
やはり週末の夜行便なので旅行シーズンじゃなくても利用者が多いですね。


私が乗るのは昼行便なので、空いているだろうと期待して乗船手続き。
今回はネット予約で支払い済みなので自動発券機で乗船券を受け取ります。


乗船開始まではわずかでしたが、船の写真を小走りで撮ります。


一番新しい「シルバーエイト」に乗るもんだと勘違いしていたのですが
船体を見ると「シルバープリンセス」の文字が!
まあこっちのほうが乗りたかったからまあいいか(笑)

船籍は八戸なのね。


シルバーフェリーは4船で運航していますが、船体のラインカラーはそれぞれ違います。
本船はピンク色で明るい感じになってます。


やがて乗船開始
2等室に荷物を置いて、出港までは外部デッキで過ごします。


ファンネルは船の両サイドぎりぎりにあるので、船内からは「K」の文字は見れません。


八戸港のフェリーターミナルビルです。
こぢんまりとしていていい雰囲気です。


新しい船ですが柵がけっこう低めです。
怖いからもう数センチ高くしてもいいんじゃないかなと思うんだよね。
あんまり高すぎても、それはそれでガッカリだけどさ。


本船は一番新しい「シルバーエイト」よりもちょいデカいみたいです。
でも旅客定員は本船は500名で、「シルバーエイト」の600名よりも少ないという。

お隣には入港したばかりの「シルバークィーン」が停泊中。
八戸港ではフェリーターミナルから離れたバースに入港することがあります。 
左側にタラップ車が停まっているのが見えます。


春の日差しが強くて屋根のある外デッキに移動して出港待ち。


写真にはギリギリ写っていませんが、ターミナルビルからはタラップで乗船します。

入港する4船は大きさもまちまちで徒歩乗船口の位置は船ごとに違うため
タラップは船に合わせていちいち横移動させているみたい。


ちなみにココのタラップ、動力がなんとエンジン!
係員がエンジン始動して何度かギアハンドルで変速してから操縦席に移動し
やっとタラップが船体から離れていきました。


定刻に出港し、またたく間に八戸港が遠ざかっていきます。

苫小牧港とちがって就航する会社がひとつだけなので
フェリーバース2つのみとコンパクトなフェリー埠頭です。


苫小牧西港まで7時間15分の昼船旅。


2016年5月4日水曜日

えさん2000船内

「えさん2000」のロビーみたいなところ。
食事したりお話合いをするようなスペースはここしかありません。
タバコはここで吸えちゃいます。嫌煙家には厳しい世界ですな。

定期トラックドライバーさんたちに占拠されそうなイメージですが
意外にも船内でドライバーさんの姿はまったく見ませんでした。
その他の客も少ないので、機関の音だけが響く静かな空間です。


電話ボックスはあれど電話機はなし。
この航路は窓際に行けば携帯の電波入ることが多いので問題はないかと。

中には乗船記念のスタンプが置いてあります。 
以前はちゃんと公衆電話が設置されていたようですよ。


自販機はこの3台だけ。
定番のニチレイ自販機すらない・・・
一番左のカップ麺販売機だけが生命線か。

ちなみに函館のフェリーターミナル内の売店ですごく安い弁当が売られているので
これを買って乗り込むのがおすすめですね。


このカップ麺のラインナップってフェリーの自販機くらいでしか見ないよね。
ホットヌードルとか懐かしいなー

本船には案内所がありません。つまり接客要員がだれもいなーい。


緊急時はここにある受話器をとって係員に知らせることになります。
たぶんですけど操舵室直通電話だと思うので
緊急時以外に使用するのは避けたいところです。


あとはトイレとシャワールームがあります。
男性用だけでなくちゃんとご婦人用もありますよ。


素材そのまま。

ちゃんと掃除はしてあるんですが、パッと見た感じがあんまりきれいに見えないな。
石鹸やシャンプー類の備え付けはありませんでした。


一番奥には浴室があります。


湯船もあります。
使うことはあるのかね?


勝手に湯ためて使ってもいいのかな?って思ったんだけど
さすがにそこまで図々しくないもんで・・・


気づいたら起きているのは私だけの状態になっていて(笑)
いいかげんに落ち着いて寝ることにします。
最初乗り込んだときは暑いくらいだったのに
いつの間にかけっこう寒くなってるなー

乗船時間は4時間もないので、気づいたらもう下船です。
夜行便で4時間というと、睡眠時間短すぎで逆に辛い(TT)

着岸前にはやはりテープによる船内放送が流れます。
徒歩客は車両がすべて下船したあと最後に降りることになるとのこと。

係員が呼びに来るまで待っててくれというから船室で待っていたら
先に清掃員の人が乗り込んできて部屋の清掃を初めてしまってちょっと驚き・・・
でもこの船ではこれが普通みたいすね。


やがてヘルメットにオレンジ色のツナギ姿の甲板員の人がやってきて
ぶっきら棒に「どうぞー」と言ってすぐに行ってしまいました。
慌てて後について車両甲板まで降りていきます。


ガランとした車両甲板を通ってランプからの下船となります。
甲板員の人たちのすぐ前を通ってもみんな徒歩客にはまったく関心がないみたいで
透明人間にでもなったかのような感じがします(笑)

青函フェリーの「3号はやぶさ」と並んで停泊中。


元々貨物中心だった道南自動車フェリーの船としてデビューした船なので
僚船とくらべると見た目からしてかなり小さいです。
でもこういう船もたま乗るのはありかなと思いました。

ただとにかく客室が狭いので
繁忙期は陣取り合戦に敗れると廊下のベンチで4時間すごすなんてこともありえるかも?
小さい子連れや女性の一人旅なんかは他船で運行される便にしたほうがいいかもしれません。


ブルードルフィンが停泊していたので一応写真を一枚。


「えさん2000」とは船の大きさも形も全然ちがうねー
同じ会社の船とは思えんなww



2016年5月3日火曜日

えさん2000に乗る

「ブルードルフィン」で函館港にやってきたばかりですが
このあとは日付が変わってすぐに出港する「えさん2000」でまた青森へと戻ります。


待ち時間が3時間くらいあるので3セク移管を控えた七重浜駅に行こうとするも
新品の冬靴で靴ずれをおこしていて歩くたびに足が激痛・・・
しかたなく途中にあったモスバーガーで時間をつぶして折り返しました。


このモスバーガー、ずいぶんとお客が少なく不思議だったのですが
帰りにこの近くにラッキーピエロを発見して妙に納得してしまいました。
そりゃみんなラッキーピエロに行くわな。モスなんてどこにもあるもんね。 
ともかくフェリーターミナル徒歩圏内にラッピがあるというのはうれしい新発見!


モスで時間を潰すのも1時間が限界で、あとはターミナルビルで残りの時間を過ごします。
深夜早朝もフェリーの入出港があるので待合室はこんな時間でも開放されています。
誰もいない待合室でも照明はフル点灯、全館暖房でとても暖かく過ごすことができます。
こういう細かいところケチケチしないキップのよさがフェリー業界のいいところ。
ベンチもこれでもかとたくさん置いてあるしね。
駅ナカばっかで金払って店入らないと休憩もロクにできないどこぞのJRも見習ってほしいなー 


頃合いを見て窓口に乗船手続きをしに行きます。
「えさん2000」に乗船すると伝えると窓口の兄さんから
「売店とかなんにもないけどよろしいですか?」と一応確認されます。
もちろんわかっていますとも( ̄ー ̄)


「えさん2000」は徒歩客も車両甲板からの乗船となります。
乗船開始時間からちょっとでも遅れていくと
車両の積み込みを一時中断してもらって乗船するかたちになるため
なるべく迷惑かけないように乗船の放送がかかったら急いで乗船口に行きます。

慣れていない人の場合は特に、このタイミングで乗船するのが一番楽だと思います。 
これに遅れると甲板員の人たちに面倒くさそうに誘導されながら乗船することになるかも?


すでに待っていた2人のお客さんと合流して3人列になって乗船します。
海水で濡れたランプを歩いて、車両甲板に入ってすぐの細い階段を上ります。 

船室に入るといきなり通路で、エントランスと呼べるような場所はありません。
なんの予備知識もなしで乗ってきたお客さんは面食らってしまうかもしれませんね。

客室は2等室が3部屋あるのみで、うちひとつはドライバー室なので実質2部屋のみです。
女性専用室などが設定されることも一切ありませんので、そういうの気にする方はご注意を!


小さい部屋は先に入った人に取られてしまったので、私は大きい部屋に入ります。
後からきた20代くらいの兄ちゃんもやはりこちらの部屋に入ってきました。


これ以上乗ってこなきゃいいなーなんて思っていたら、本当に誰も乗ってこなくて・・・
結局徒歩客3人だけで2等部屋を広々と占有。
普通乗用車の乗船も一台もなかった模様。

貨物便にオマケで乗せてもらってるだけってことをイヤでも実感しますなー


壁際にあるクッションは枕だそうですが・・・
混んでいるときは見知らぬ他人と共有になるのがなんだかビミョーよね。
今回は夜行便なのでガラガラですが、昼行便は混むこともあるみたいですよ。

サイドデッキで出港を待ちます。
航行中に立ち入れるのはこの階層のみなので
屋根のない外デッキで出港風景を眺めることはできません。
あくまでもこの狭いスペースだけとなります。


お隣にはナッチャンWorldが停泊中。


ちなみにこの船体の絵を描いた子供の名前がナッチャンなんだってさ。
今は何歳になっているのやら。

ちょうど雪が降ってきて明るくてきれいな景色になりました。


やがて出港!
ナッチャンの先端を見るのは初めてかもしれない。
出港後はテープによる船内放送が流れますが、肉声による案内は一切流れません。
このほっとかれてる感じが好き嫌い別れそうですね。
とにかく旅慣れている人向けの船という感じです。